みなさんはカメラをネットや家電量販店で選ぶ際に色々なスペックがあってよく分からないと思ったことはありませんか?
個々にどんな意味なのか、何を重要視して選んだらいいのかを分かりやすく簡単に説明しています。
カメラ選びは人それぞれ違いますのでご自身が必要な機能がついたカメラを選ぶ必要があります。
全て付いているハイエンドモデルは結局機能を使い切れずコスパが悪いです。
各機能を取捨選択して自分に合ったカメラを選びましょう。
カメラのスペック比較!結局何を見て選べばいい?
撮影感度
まずは写真を撮る上で超重要な撮影感度。
初めてカメラを購入予定の方は恐らくあまり重要視されないと思います。
ただ撮影感度は室内撮影、物撮り、日が沈みかけの時間、夜スナップ、星撮影など多くの撮影シーンに影響します。
露出の3代重要素であるISO。まずはここから比較することで作品の成功確率を大きく上げることができます。
欲をいうと通常ISO100~51200あれば大体のシーンは安心して撮影することができます。
有効画素数
続いて比較するのは有効画素数です。
ここはカメラを初めて買う方でも1番理解できるとこだと思います。
『高画素=写りがいい』というイメージを持たれている方も多いと思います。
ただここは大きな落とし穴でもあります。
確かに大きくプリントアウトする場合やトリミングをする際は高画素機が有利です。
ただ、高画素機はパソコンのスペックやSDカードの性能が大きく影響してしまいます。
例えばパソコンのスペックは最低でもCPU第8世代以降のCore i7 Core i9メモリ16GB以上、ストレージはSSDと、ゲーミングパソコンとまでいきませんが普段お使いのパソコンはほとんどの人が対応できないと思います。
SDカードもそれに伴い読み込みと書き込みのスピードが求められるため高価になってきます。
それを踏まえた上で僕の感覚としては4000万画素以上が高画素機だと思っています。
一般的な2000万画素~3500万画素で選んでおけば間違いないと思います。
シャッタースピード
シャッタースピードは画素数や撮影感度に続いて重要な項目の一つになります。
写真の露出(明るさ)を決める上で明るさを調整できる範囲が広がるのはとてもいいことです。
実際に野外で撮影していると明るすぎて白飛びしてしまう場面が多くあります。
そんな時はシャッタースピードを速くして露出を下げることにより白飛びを防げます。
僕の感覚としては最大1/4000秒〜1/8000秒まで上げられれば問題ないと思いますし、現在SONYのフルサイズミラーレスの一般的な範囲から見てもこの辺りが妥当だと思います。
連写性能
連写性能は人によっては多用するかと思います。
僕は普段子供の撮影がメインでポージングしてもらう場面ではあまり使いませんが自然に動く一瞬を切り取りたい場合によく使います。
一般的に一秒間に10コマ撮影できれば十分だと思います。
ちなみにハイエンドモデルになると1秒間に20コマ〜30コマ撮影できる機種もありますが先程の画素数でも解説した通りSDカードのスペックが求められますので注意が必要です。
一気に20枚〜30枚SDカードに記録するのでSDカードの性能が求められるのは当然ですね。
撮影可能枚数
ここは分かりやすく言うとバッテリーがどのくらい持つかと言うことです。
ミラーレス一眼では撮影できる枚数でバッテリーの持ちを測ります。
ファインダーメインで撮影するか液晶メインで撮影するかによっても撮影枚数は変わってきます。
基本的にはファインダーを覗いて撮影する方がバッテリーの持ちは良くなる傾向にあります。
一般的な撮影枚数はファインダー使用で500枚前後実際は700枚位とこの辺りが目安となります。
ただバッテリーも予備バッテリーを備えておけばほとんどの場合問題はありません。
バッテリー自体はかなり小型のものになりますのでバックに入れていても邪魔にはなりませんし、何より安心です。
記録メディア
要するに使えるSDカードの種類を表します。
カメラを買ってから新しくSDカードも購入する予定の人はあまり気にしなくても大丈夫だと思いますが、先程解説した通り高画素撮影や8K動画を撮りたい人はカメラの購入に合わせてSDカードの検討も合わせてする必要があります。
基本的に僕が推奨するのはカメラを購入後にそのカメラの性能に合わせたSDカードを選ぶことです。
防塵・防滴性能
現時点でも未だに防塵・防滴機能が付いていないカメラは多く存在します。
ご自身が普段どのようなシーンで撮影するかを考えて購入するのをお勧めします。
あくまでも防滴であって防水ではないことだけは理解しておいてください。
ただ急な雨なども考えると防塵・防滴機能が付いていると便利ですよね。
心配な方は防塵・防滴機能が付いたカメラを選んでください。
手ぶれ補正
手ぶれ補正は動画撮影時に特に役立ちます。
その名の通り手ぶれを抑える機能ですが動画だけではなく写真撮影においても重要な役割を果たします。
現在各メーカーが発売しているレンズはレンズ側にレンズ内手ぶれ補正が付いているものもあるためボディ側の手ぶれ補正を重要視しすぎるのは注意が必要です。
ご自身がボディ内手ぶれ補正に対応していないカメラを選んだとしてもレンズ側で対応できる場合が多いです。
それよりも手振れ補正にこだわりすぎてしまいカメラの選択肢が狭くなってしまう方が問題です。
また手ぶれ補正が付いていてもカメラ側はブレなくても被写体ブレは防げません。
その際はシャッタースピードを速くするなどの対応が必要です。
AFセンサー測距点
初めてカメラを購入される方はあまり気にならないスペックだと思います。
簡単に言うとファインダーのどの位置でピントが合うかという話になります。
例えばAF測距点が500だった場合ファインダーを覗いた際の画面の500箇所にピントが合わせられると言うことです。
この測距点が少ないとピントが合わない場所が出てきてしまうということですね。
一眼レフ時代は極端に少なかったAF測距点ですが現在発売しているミラーレス一眼ならあまり気にする必要はなと思います。
動画性能
動画性能は現在重要視する方は多いと思います。
ただどのレベルの動画を撮りたいかで選ぶ機種は大きく変わってきます。
現在の多くはフルHD、もしくは4K撮影できる機種が多くなっていますのであまり気にされなくても大丈夫かと思います。
ちなみにYouTuberの多くがフルHDで撮影しているとも言われている背景から自分が4Kが必要なのか、もしくは8Kが必要かを考えることが重量だと思います。
個人的にはフルHDで十分綺麗な動画が撮れるので4Kの必要性はあまり感じていません。
- フルHD 1920×1080px
- WQHD 2560×1440px
- 4K 4096×2160px
- 8K 7680×4320px
重量サイズの比較
一眼レフに比べるとミラーレス一眼はかなり軽量になりました。
例えばフルサイズミラーレスの重量は一般的には500g〜700g程ですが同じフルサイズの一眼レフになると800g〜1000gにまでなることもあります。
普段から持ち歩く予定のある方は必ずコンパクトボディのカメラを選びましょう。
カメラが重たく大きくなってしまうと持ち出すのが億劫になってしまい撮影する機会がかなり減ってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は11の主要機能を解説しました。
自分にとって何が必要か必要でないかを考えるのが大事だと思います。
この記事で少しでもカメラ選びの参考になって頂けたら幸いです。