今回はシャッタースピードについて解説していこうと思います。
カメラを始めると必ず聞くのがシャッタースピード。
そもそもシャッタースピードとは何のことか、どんな仕組みになっているかなど初心者向けに分かりやすく解説していきます。
設定や目安にしていただけたら幸いです。
シャッタースピードの数値と設定
シャッタースピードとは光を取り込める時間のこと
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まずシャッターとは撮像素子(センサー)の前面を覆うシャッター幕のことを言います。
シャッタースピードとはそのシャッター幕の開閉スピードを調整することを指します。
シャッターは肉眼で確認することもできますので興味のある方は見てみてください。
ちなみにSONYの場合だと本体側の『レンズなしレリーズ』を許可にしていないとレンズなしではシャッターが切れないようになっています。
光の調整
シャッタースピードを変えることによってレンズ内のセンサーに当たる光の時間を調節することが目的でシャッタースピードを変えていきます。
![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/andrew-bui-z7rzbFHXym0-unsplash-683x1024.jpg)
撮影用途に合わせた調整が必要になりますので絞り、ISO(感度)と並んで大事な要素の一つになります。
ちなみにフォトグラフPhotoという単語はギリシャ語で「光」を、graphは「絵」を意味する単語となります。フォトグラフとは写真という意味と合わせて光のアートという意味とも言えますね。光の調整はとても大事なことが分かります。
シャッタースピードの単位
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シャッタースピードは主に1/8000秒〜30秒の間で設定します。
この場合1/8000秒が1番早く、30秒が1番遅いシャッタースピードになります。
シャッターボタンを押している間ずっとシャッターを開けているバルブ撮影という機能もありますがここでは割愛します。
一瞬の動きを止める
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早いシャッタースピードは一瞬の動きを止めます。
例えば走り回る子供の撮影なら1/500秒あれば充分に撮影可能です。
それ以上に早い電車、野鳥、ペットなどは1/1000秒以上で撮影するとブレずに撮れると思います。
理由があって被写体のブレを生かした写真を撮りたい場合以外は早いシャッタースピードで被写体の動きを止めることで綺麗な写真が撮れると言うことですね!
シャッタースピードは早くして被写体を動きを止めて撮ることは分かったけど遅くする理由はあるの?
と思った人もいると思うのでここからは各シャッタースピードの目安や目的別シーンについて解説していこうと思います。
シャッタースピードの目安
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1/8000〜1/500
この辺りのシャッタースピードは動くもの全てを止める撮影に用いられるシャッタースピードです。
被写体によって微調整しながら撮ってみましょう
また、強い日差しの下で撮影する際には明るくなりすぎて白飛びしてしまう場合があるのでシャッタースピードを上げて露出を落とす際にも用いられます。
- 飛行機
- 車
- 激しいスポーツ
- 動きの早い動物
- 動き回る子供
![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/kid-gc621b851e_1280-1024x682.jpg)
1/500〜1/250
この辺も多少の動きの被写体であればブレずに撮影可能です。
またスナップにもよく使う一般的なシャッタースピードになります。
光や天候によって多少の調整は必要ですがまずはこの範囲で設定することをお勧めします。
- スナップ
- 子供
- ポートレート
![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/fashion-ga06ad6c59_1280-1024x682.jpg)
1/250〜1/60
こちらも一般的によく使われるシャッタースピードです。
この範囲になると動いている被写体の被写体ブレがおきやすいし、使うレンズによっては手ぶれも気になり出す範囲になります。
ただ室内での撮影でシャッタースピードを早くできない場合や曇った野外での撮影に使えます。
- 室内
- 物撮り
- 風景
- ポートレート
![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/car-gbb08524a5_1280-1024x604.jpg)
1/60〜1秒
動きものの撮影は無理ですが特殊な表現が可能なシャッタースピードになります。
この範囲を使いこなせるとクリエイティブな写真や幻想的な写真が撮れるようになりますが使えるシーンはあまり多くありません。
- 車の流し撮り
- 人、車、動物を意図的にぶらす撮影
- 滝の流れを布のように幻想的に写す写真
- 夜景
![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/starry-sky-g2f33b98fe_1280-1024x682.jpg)
1〜30
この範囲は長秒露光、スローシャッターと言ったりしますね。
普段使うことはありませんがブレを活かした写真はもちろんですが車の軌跡や夜景などにも使われます。
手持ち撮影が無理なため三脚が必須になります。
- 花火
- 星空
- 車のライトの軌跡
多少の調整は必要になりますが参考にしてみてください。
手ぶれするシャッタースピードは1/焦点距離
シャッタースピードは手持ちで撮影できるおおよその目安が決まっていてそれ以上極端に遅くしてしまうと手ぶれを起こしやすくなってしまいます。
その目安は1/焦点距離になります。例えば50㎜のレンズなら1/60、35㎜のレンズなら1/30になります。
現在はボディ内手ぶれ補正やレンズ内手ぶれ補正があるため一概には言えませんが一つの目安として参考にしてみてください。
シャッタースピードの変化を楽しみにながら覚えるにはSモードがお勧めですね。(Canonならtvモード)
Sモードはシャッタースピード優先モードと言い、絞りやISOはカメラ側でオートの設定、シャッタースピードのみを自分で決めることができるモードになっています。
初めは1/500位から始めて1/250、1/125と一段ずつ落としていく感じがいいと思います。
撮りたい被写体に合わせて感覚的に覚えることができますし、自分の手ぶれしない範囲も知ることができますので是非チャレンジしてみてください。
シャッタースピードに慣れるにはSまたはTVモード
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![](https://camera-life-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/camera-gd296e52b7_1280-320x180.jpg)