SONY α1の比較
α1は言わずと知れたモンスターマシンです。他メーカーの上位機種と比べても、一歩リードするスペックのカメラです。
誰もが憧れるsonyのα1というカメラの性能を解説します。
これを見ればきっとα1の魅力とSONYの最新技術の素晴らしさに気づくと思います。
比較されやすいα9Ⅱ、α7RⅣとの比較も入れて解説していきます
SONY α1の描写性
α1のセンサーサイズは35mmフルサイズセンサーとなっています。
今はAPSCよりフルサイズセンサーの方が各メーカー力を入れて開発している印象です。
上位機種のα9Ⅱ、高解画像モデルのα7R4も同様、フルサイズセンサーのカメラとなっています。
APSC機と比べるとフルサイズセンサー搭載によりボディサイズが大きくなってしまいますがフルサイズセンサーによるメリットはそれ以上にあると思います。
SONY α1の画素数
α1の画素数は5010万画素になっています。
十分な画素数になっていますが高画素モデルのα7RⅣの6100万画素に比べるとやや少ないですね。一方α92Ⅱの画素数は2420万画素になっています。
画素数だけで決めるならα7RⅣをおすすめしますが実際6100万画素が必要な人はかなり限られます。そしてパソコンやSDカードのスペックがかなり求められますのでコストパフォーマンスがあまり良くなく、商業カメラマン向きなカメラになります。
その点を踏まえてα1の5010万画素でも普段使いには十分すぎるほどの画素数なのでよほどの理由がない限り画素数を求めすぎてはその後の運用が大変になってしまいます。
α9Ⅱの2420万画素は一般的なミラーレス一眼の画素数ともいえます。
現在はL判の写真への現像かSNSへの投稿がメインなので2420万画素あればむしろスマホとの差は明らかです。
ちなみにiPhoneは1200万画素になっています。
SONYα1の撮影感度
α1の撮影感度はISO100〜32000になっています。さすがに5010万画素となると感度も低めに設定されていてノイズが出やすいとも考えられます。
感度も画素数も両方優先することは無理で仕方のないことなのでここは自分の普段撮影する環境で大きく変わりそうです。
α7RⅣの撮影感度も同じく高画素機なのでISO100〜32000です。
一方α9ⅡはISO100〜51200と余裕をもって撮影できます。2420万画素の強みですね。
SONY α1の連写性能
α1の連写性能は30コマ/秒になっています。ここはさすがフラッグシップにふさわしい連写性能ですね。上位モデルになればなる程連写性能が上がるのはどのメーカーも同じで、今回比較対象にはないCanon R3も30コマ/秒になっています。
一方でα9Ⅱは20コマ/秒、α7RⅣは10コマ/秒です。
スポーツ撮影や飛んでいる野鳥、動きの速い動物を撮影したい人は一秒間で30コマ、20コマはありがたい機能の一つではあります。ただ普段ポートレートや物撮りがメインの人はあまり恩恵を受けないかもしれません。
自分は普段街スナップやポートレートがメインなのでそもそも連写機能もあまり使いませんのでこの機能は十分に使いきれません。
この一瞬を絶対に逃したくない、イメージしている一瞬を切り取りたいという人はα9Ⅱやα1をお勧めします。
例で言うと野球のピッチングを想像していただけると分かりやすいかもしれません。
ピッチャーが振りかぶった後前脚をついて、投げる瞬間のコンマ数秒の世界は10コマ/秒では運試しになってしまいます。
そういったスポーツシーンの一瞬や野鳥が飛び立つ瞬間などは連写性能が高いカメラが必要ですね。
SONY α1のシャッタースピード
α1のシャッタースピードは1/32000秒になっています。
シャッタースピードはスタンダードクラスのカメラなら1/8000秒が一般的なのでα1は撮影の幅が大きく広がりますね。
どういった時に効果を発揮するかと言うと日差しの強い逆光時の撮影などです。
ポートレート撮影においてはスマホと逆で逆光での撮影が推奨されています。
普段明るすぎる場合はNDフィルターを使い強制的に露出を落としますがNDフィルターなしで+2段分シャッタースピードを上げれることによって適正な露出まで持っていけると言うことです。
ちなみにα9Ⅱも同様1/32000秒になっています。α7RⅣは1/8000秒です。
正直1/8000秒あれば幅広い撮影に対応できます。そして他に1/32000秒の使い道は思いつきませんが露出の自由度が上がることはとてもいいことです。
補足としては3機種共にバルブ撮影は可能となっています。
SONY α1の液晶モニター
α1の液晶モニターは3インチ236万ドットになっています。
ここまでいくと撮った写真をプレビューで確認した際に光の当たり方やピントの合っている範囲などが拡大しなくても分かるレベルです。
スタンダードシリーズや下位モデルも液晶のドット数は上げてほしいと個人的には思います。ここは必要のない人がいないカメラの性能なのでカメラ選びの際は参考にしたいところです。
一方α9Ⅱ、α7RⅣ共に3インチ144万ドットとなっています。
144万ドットあれば液晶モニターを誰が見ても綺麗と分かるレベルです。α1のドット数には劣るものの必要にして十分です。
SONYα1のモニター可動方式
α1のモニターはチルト式液晶になっています。人によってはデメリットに感じるかもしれませんが、実はチルト液晶のほうが撮影の幅が広くなります。
まずチルト式はバリアングルに比べボディの重さが軽くなる傾向にあります。
撮影のシーンにおいてもハイアングルやローアングルになっても無理な体勢にならずに撮影することができます。
もう一つにレンズの光軸上にモニターがあるので構図を合わせやすくイメージしやすいというのもメリットの一つです。
ただチルト液晶にはデメリットもあって、縦構図でモニターを稼働するのが不可能という点です。ポートレートなどで縦構図のローアングル、縦構図のハイアングルには役に立ちません。
それと自撮りも不可となります。
デメリットを踏まえてもチルト液晶は写真を撮る上で最高の可動方式だと思います。
α9Ⅱもα7RⅣもチルト式液晶になっています。
SONY α1の記録メディア関係
α1はダブルスロットでSDカードとCF Express typeAが入ります。
CFexpress type Aの本体サイズはSDカードを少し小さくしたサイズですが厚みはSDカードよりやや厚いカードになっています。
最大転送速度はSDカードとは桁違いで倍以上のスピードが出る仕様になっていてα1のように30コマ/秒の連写でも問題なく書き込むことができます。
α9Ⅱ、α7RⅣは通常のSDカードが2枚入る仕様になっています。
記録可能メディア
- α1 CFExpress TYPE A SD SDHC SDXC
- α9Ⅱ SD SDHC SDXC
- α7RⅣ SD SDHC SDXC
SONY α1の記録フォーマット
α1はJPEG、RAW、HEIFでの記録が可能です。
JPEGやRAWは聴き慣れていると思いますがHEIFはあまり馴染みがないと思います。
HEIF形式は圧縮効率に優れていて高画質のまま小さいファイル容量で記録できます。
パソコンやソフトウェアによっては、HEIFファイルの表示や編集ができない場合があるので注意が必要です。
SONY α1の撮影枚数
α1の撮影枚数はファインダー使用時で430枚。背面液晶使用時は530枚になっています。普段使いであれば充分な枚数だと思います。ただ動画を撮られる方は予備バッテリーなしではちょっと心配になりますね。ちなみにバッテリー型番はNP-FZ100です。
α9Ⅱの撮影枚数は500枚液晶使用時は690枚。
α7RⅣの撮影枚数は530枚液晶使用時は660枚になっています。
この3機種はバッテリーが共通のため使い回しが可能です。
SONY α1の口コミと作例
SONY α1まとめ
α1の比較、解説でした。
SONYの上位機種と比べて一歩先をゆくスペックになっている事がお分かりいただけたかと思います。
そしてα1はSONY最新技術の集大成です。
THE ONE 新次元へ。
このフレーズがまさに合うカメラですね。
SONYのフルサイズミラーレスのまとめ記事を書いていますのでそちらも合わせて読んでみてください。